いちごの栽培方法
高設栽培、土耕栽培、石垣栽培の各方法は、イチゴ狩りのやりやすさが、かなり違うので、事前に調べておいたほうがいいと思います。・高設栽培
・地耕栽培
・石垣栽培
高設栽培のイチゴ狩りは楽

・食べる時に楽です。妊娠中の方は特に向いていますね。
・イチゴが宙に浮いているので、きれいです。
・なによりも、かがんで食べるとお腹が圧迫されるので、高設栽培のほうがたくさん食べられます。
・農家にとっても作業姿勢の改善、軽作業化されますが、施設費が高いのが欠点です。
土耕栽培のイチゴ狩り

いちごを傷めないようにするため、イチゴの下に白いスノコを敷いている園もあります。見た目もキレイだし、いちごも清潔そうなので、もっと使って欲しい気がします。白いスノコの値段は25mで3000円。
石垣栽培のイチゴ狩りは珍しい

● コンパニオン プランツ(共栄作物)
一緒に植えることで(混植)、病害虫の予防、成長促進、増収などの良い効果があるとされます。イチゴの場合は、タマネギ、ニンニクが害虫を防ぎ、ボリジは成長促進やミツバチ誘引の効果があるとされます。なお、ボリジには、アブラムシの天敵である寄生蜂を増やすバンカープランツとして効果があるとされています。
● 有機栽培
「有機低農薬栽培」「有機減農薬栽培」などという紛らわしい表示が氾濫したので、JAS法によって平成13年4月1日から「有機」や「オーガニック」と表示するには、検査を受けて合格したものに限られるようになっています。JAS法で有機農産物とは、「化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、播種又は植付け前2年以上(多年生作物にあっては、最初の収穫前3年以上)の間、堆肥等による土づくりを行ったほ場において生産された農産物」と規定されています。有機農法、有機いちご、いちご(有機栽培)、オーガニックいちごなどという表示も規制されます。
しかし、JAS法で規制されたことを、いまだに知らない農家もいて、農薬を使っていても有機肥料を与えているから「有機栽培」と書いているホームページもあったのです。
→私が指摘した例
● 特別栽培農産物
平成16年4月から「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」が施行されます。以前は、無農薬栽培農産物、無化学肥料栽培農産物、減農薬栽培農産物、減化学肥料栽培農産物と設定されていたのを、一括りの名称「特別栽培農産物」に変更されます。ガイドライン表示の対象となる農産物は、化学合成農薬、化学肥料双方を慣行の5割以上減らして栽培された農産物となります。たとえば、【無農薬】という表示は残留農薬がないとの優良誤認を与えるという指摘もあり、「無農薬」、「無化学肥料」、「減農薬」、「減化学肥料」の表示は、改正後は表示できないことになりますが、ガイドラインには罰則がありません。
・水耕栽培(土を用いない栽培方法により生産)についてはガイドラインの対象に含まれません(Q6)
→特別栽培農産物に係る表示ガイドライン Q&A:農林水産省
● ステビアの葉面散布
ステビアは、甘味料として、ポカリスエットステビアなどに使われていますが、いちごの糖度を高めるためにも使われています。ステビア抽出液を葉面に散布するとイチゴの糖度が高くなるそうです。
私は、店頭のいちごパックに貼られていたシールに「ステビア栽培」と書かれていたのを見て、ステビアのことを知ったのですが、ふつうは「ステビア栽培」とだけ書かれていてもなんのことだが分かりませんよね。
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